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善き人のためのソナタの440のレビュー・感想・評価

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)
5.0
1つだけわざと外したボタン
そのせいで正しい位置が分からなくなり
掛け違ってしまう

これはヤバい。
胸がキュンキュンじゃなくてギュンギュンした作品。
中盤のピアノシーン以降のプロットが神がかってる。
話の中心は1つとシンプルだし、大掛かりな演出もトリックもないのに身動き一つ取れない没入感。
家で鑑賞してるのに、最後まで便所行くの我慢したのは初めてかも。

盗聴
尋問

このネガティブなイメージしかない言葉で感動させられるとは思わなかった。
信じられん。

好きなシーンは沢山あったけど、飲み屋でヴィースラーがクリスタに話しかけるシーンと尋問するシーンは凄すぎて息止まったね。
「あなたのファンのために」
これはもう尋問じゃないよね。
言葉選びが最高!
そして最後の本屋も込み上げまくって泣いた。

いつ観ようか悩んだまま重そうなので後回しにしてたけど、これはおかわり必須作品でした。
絶対に再鑑賞するであろう秀作です。
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