BSテレ東にて、今日から毎週土曜日再度のシリーズ一挙上映ということで、家族と見た。
倍賞千恵子さんの美しさとロケーションとセット撮影を組み合わせた撮影の見事さに唸った。
商店街もそうだけれど、新幹線ホームに上がる階段の下の地下の食堂、私が知っている最初は本屋だったけれど、今はまた食べ物屋になっている?1969年というと随分と昔で今見るとまるでタイムマシーンだ。
奈良の名所巡りも奈良ホテルも天の橋立も、建物は増えているけれどちゃんとわかる。わからないのは行ったことのない柴又だけなのでそのうちに行こう。
今と比べると普通にちゃんとやっていても派手ではなくて人情味のある結婚式の様子を娘は感心してみていた。
テレビシリーズ終了を受けての映画化ということだが、このような話を誰もが楽しめる脚本に仕立てるのは大変なことだったろう。パターンができればそれを踏襲すればいいのだけれど、そう長くはない時間内に上手にまとめてある。
でもって、私がこのシリーズを映画館で見たことがなかった理由もわかった。お盆や正月は映画館には行きにくいし、行ってもその年の話題作か子供映画しか見ない。
寅さんが、出るに出られず隠れて角瓶飲んでいるところが一番のツボでした。
(2021/10/10記)