ATSUYA

男はつらいよのATSUYAのレビュー・感想・評価

男はつらいよ(1969年製作の映画)
4.5
姓は車、名は虎次郎。
人呼んで”フーテンの寅”と発します。

念願の初『男はつらいよ』!初寅さん!!
このタイミングで劇場公開してくれたのも、何かの縁。
『007』制覇も終盤に差し掛かっていることだし、ゆっくりゆっくり50本制覇を目指します。

20年ぶりに葛飾柴又に寅さんが帰ってきた。
妹さくらと久しぶりの再会。喜んでいるのも束の間、さくらの縁談をぶち壊してしまう寅さん。
困った困った。どうする寅さん?

最初は「え?寅さん?え?こんな人なの?」と思ってしまいましたが、徐々に人情味溢れる寅さんの魅力にどっぷり浸かっていました。

こんな兄貴が欲しいと思ったり、思わなかったり、やっぱり欲しいと思ったり。この一作目を見るだけで、寅さんのことが大好きになりますね。

そして、妹さくらちゃんの可愛さよ。
スクリーンの中に輝く一番星のようでした。
多分倍賞さんを見るのは初めてだけど、「ひろしじゃなくて俺と結婚してくれ」って言いそうになりました。
もしかしたら言ってたかも...

マドンナは光本幸子さん。特に印象には残らないけど、笑顔が素敵でした。
そのうち再登場するみたいですが、別の役かな?

寅さん、初めての失恋。
これから何度も失恋することになるのでしょうけど、最初の失恋はやっぱり特別なのかな?あぁ男はつらいよ。

これぞまさに色あせない名作ですね。
50年後でも笑えて、グッときて、面白い。

流石に今の時代ではちょっと...と思うようなシーンはありますが、それを抜きにしても、一生日本の宝として語り継がれいくべき一本だと思います。
はやく次が見たくてたまらないぜ!

昨日は朝から『アベンジャーズ』で、今日は朝から『男はつらいよ』。
今週はいい週になりそうだ。
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