ATSUYA

ワンダー 君は太陽のATSUYAのレビュー・感想・評価

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.5
正しいことか、親切な事。選ぶなら、親切なことを。

ずっと見たいと思っていたけど、見るタイミングがなかったやつです。
泣ける映画を見ても涙が全くでない、そんな氷のハートを持つ自分でも、あと少しで涙が落ちそうになる、それくらいの感動作です。ホントにいいお話でした。

生まれつき容姿が他の人とは少し違うオギー。
いつもヘルメットを被り、顔を隠しながら生活を送っている。そんな彼は、この新学期を機に、通信教育をやめ、学校に通うことになる。
オギーはヘルメットを脱ぎ、外の世界へ一歩踏み出すのだった。

外見が普通とは違うというだけで冷たい視線を浴びるオギー。
同級生には馬鹿にされ、陰で悪口を言われてしまうこともざら。
しかし、持ち前の頭の良さと面白さ、そして優しさが周りの人間を変えていく。

「心は未来を示す地図、顔は過去を示す地図」というセリフが出てきますが、容姿で人間を判断することが、どれほど愚かなことなのか、痛いほど伝わってきます。容姿で人を馬鹿にすることが、どれだけ相手を傷つけているのか、とても身に沁みます。

本作が素晴らしいと言われる所以は、オギーだけでなく、太陽の周りを回る惑星にも焦点が当たっていること。

姉、親友のジャック、姉の親友ミランダ。普通の映画ならモブキャラ扱いでもおかしくないキャラクターにしっかりとしたバックストーリーがある。出てくるキャラクター、全員が大好きになります。

スター・ウォーズネタ満載で楽しいです。オギーはボバが好きらしいけど、出てくるのはチューバッカだけです。あとシディアスもか。

天才少年ジェイコブくんと、ノアくんの将来は太陽のように明るいですね。
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