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あしたのジョーのotomのレビュー・感想・評価

あしたのジョー(1970年製作の映画)
4.2
これはこれでって感じ。石橋正次と辰巳柳太郎の丹下サイドは音声だけならかなりイイ線行ってる。衣装なんかと併せて原作とリアルタイム進行形なアニメにきっちり寄せてる感じで好感が持てる。ものの、モブっぽい力石とクラス感の全くない葉子で白木ジムサイドはもう少し何とかならなかったのか。光の速さでストーリーが展開するのは仕方ないとして、色フィルターに漫画風演出と結構攻めてる所も多く、映画としてはなかなか頑張っている印象。そして同時代って事もあり劇伴もマッチしてるので安心感もある。石橋正次の主題歌もとても良い。
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