服役中の平凡な男2人が、凶悪犯の脱獄の巻き添えでうっかり外に出れちゃって、なりゆきで神父のふりをしながら、厳重(?)警備の国境を越えるチャンスを狙う。
思想も行動も、聖職者とは程遠い2人のハッタリ。
設定もギャグも楽しい。
なんだけど、多くの人が物足りないって言ってるのもよくわかる。
おバカ映画にも感動系にもできる題材だけどしない。そこが逆にいい。
これチャップリンに渡したら、10倍はおもしろく沸かせられそうな引き金がいっぱい。
巨大なキリスト像の神秘的な顛末なんて、若干のホドロフスキーみを感じたけど、これも10分の1の薄味。
いや、彼らが強すぎるだけで、あえて比べる必要まったく無いし、このくらい難易度の低い映画が本当は好き!