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鶴は翔んでゆく/戦争と貞操のTSのレビュー・感想・評価

3.8
短文感想 80点
一昔前は「戦争と貞操」というタイトルだったそうですが、時代の流れもあり邦題が変わった模様。ソ連のとある二人に焦点をあてた作品なのですが、これまた報われない惨たらしい話です。戦争というのは、もちろん兵士として駆り出される人も辛いでしょうが、いつ帰ってくるか、いや果たして帰って来れるのかという気持ちで待ち続ける人も辛い。戦争なんてミクロレベルで捉えたら誰も得をしない空虚なものなのです。螺旋階段のシーンや群衆を駆け抜けるカメラワークが凄まじいです。内容もともあれ、卓越したカメラワークが特に今作は評価されています。納得の一品でした。
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