bebemama

プレステージのbebemamaのネタバレレビュー・内容・結末

プレステージ(2006年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

2回目
1回目 2015.8.20

「真夏の夜の夢」の若いふつーのイケメンのクリスチャン・ベイルを観たのでこの映画をもう一度!

マジックに取り憑かれた二人の男の話
時間軸が少し複雑に入れ替わるので、わかりにくい(コロラド行きの部分だけが別進行)

1回目鑑賞時、ずっと引っ張ってたボーデンの瞬間移動のタネにビックリ
2回目はそれを知っているから、数々のセリフになる程となった

最後に明かされるボーデンの瞬間移動の謎は、自分の人生を犠牲にしたけど単純なものだった
あれ程知りたかった謎なのに
アンジャーはそのタネを知りたい為にした事で、自分の瞬間移動のタネと出会ってしまう
でもそれは人として、、、
最後のあの沢山の柩の様な水槽が、恐ろしすぎる
沢山の鳥籠と一緒だった
あの鳥のマジックがここに繋がっていたとは
この伏線回収がすごい
でも、ここでSFホラーになってしまって、、、

二人のライバル関係の恐ろしさ
お互いの日誌を読んだり
画面からは二人の濃厚な関係が
結局二人は表裏一体
嫉妬と妬みでお互いウラに何かあるかと探り合い
マジックと同じで、人間のウラの裏を探る
嫌な面ばかり見えてしまって
なんか、人間の暗ーい面ばかりが詰まった映画

でも、アンジャーは奥さんが生きていたら違っていたかも
彼女の死がアンジャーをマジックに縛り付けた様な気がした

今回、またすぐに観直してしまった!
冒頭のシルクハットと鳥のカットが!!!

二人のキャラクターが、クリスチャン・ベイルとヒュー・ジャックマンの演技力で重厚で素晴らしいものになっている
いつものマイケル・ケインがまたとってもいい

ノーラン監督は、理詰めでパズルのように物語を組み立てるのが好き?
少しがんじがらめな感じで苦しくなる時があるが、その理詰めを解いていくのは面白い!
bebemama

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