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薄桜記のsundayのレビュー・感想・評価

薄桜記(1959年製作の映画)
1.3
堀部安兵衛、丹下典膳、その妻。武士の面目。
丹下は安兵衛の高田馬場の決闘にたすきを届ける。そこで5人の男とまずいことになり、目や足に傷を負わす。新婚で丹下は出張。そのすきに妻はその5人の男に傷つけられる。お互い好きな気持ちは変わらないのだが、武士の面目、という点で妻と離縁。そこに赤穂浪士討ち入りが背景として組み込まれる。う~ん、筋だけかいてみるとそうか、という感じなのだが、映画の作りはとてもとても昔だなあ、という感じ。

勝新太郎は公開時28才。座頭市とは別人のような若侍だ。
丹下の妻の演技の演出のしかたが受け入れられなかったのかもしれない。特にひな祭りの壇の前でひとり夫を思うひとりぜりふ。

原作は五味康佑。小説とは少し違う部分もあるようだ。NHKでも2012年にジェームズ三木脚本、山本耕史・丹下でドラマ化している。小説はまたちがうのかも。


1959作品
2023.12.12BS12
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