まさかこの後あんなにシリーズ続くと思ってなかった田舎ホラーの第一弾を久しぶりに再鑑賞。スタン・ウィンストンがプロデュースしてるのもあってクオリティは高くて楽しめました。初見の時は前情報で期待が上がってたぶん、普通のスラッシャーという印象で拍子抜けしたんですが、今回再鑑賞して見て、ストーリーは本当に「田舎に来た若者たちが森にすむ殺人鬼に襲われる」というオーソドックス極まりないものですが、テンポよくハラハラする演出も多く十分以上に楽しめましたね。まあ、オーソドックスなストーリーに関しては制作陣も狙ってやってるんでしょうね。会話の中で「サランドラ」（「ヒルズ・ハブ・アイズ」オリジナル）の名前出てきますし。
キャスト陣もイライザ・ドゥシュクやデズモント・ハリントン、ジェレミーー・シスト等よく見る人たちが出演していますね。ケヴィン・ゼガーズとリンディ・ブースが「ドーン・オブ・ザ・デッド」に続いてカップル役で共演していますね。リンディは今回最初の犠牲者になるので「ドーン～」の彼女の役柄にイラついた人は留飲下げれるかも。
主人公とヒロイン以外はかなり速攻で殺されていくのでテンポ良いですね。キャラの中では結構ビビってたけど仲間思いで勇敢なスコットが結構好きでした。頑張って囮になって必死で走ってたけど残念でしたね。勝手に他人の車に入って荷物あさってたDQNっぽいカップルも滝でのヒロインの話聞く限り友達思いな奴らだったんですね。主人公が囮になる為に飛び出して速攻足撃たれて負傷するのは意外ですが面白かったですね。
ゴア描写はホラー馴れした身からするとそんなに激しかったり多くはないんですが、有刺鉄線で裂かれた口や斧を口に突き立てられて体が木から落下したり瞳孔が開いていくシーンは印象に残ります。
登場する奇形三兄弟も銃や矢で遠距離から攻撃したり三人一組で襲って来たり中々個性的で面白いですね。見た目も奇形だけど役者の顔がわかるくらいのメイクが良い感じです。メイキングとか見て気づいたんですが、スリーフィンガーはホラーなどでよく見る異相俳優ジュリアン・リッチングスだったんですね。
監視塔での木に飛び移ったり木の枝を使ったアクションや、終盤の山小屋での戦いもハラハラさせてくれて盛り上がって楽しめました。
流石に長期シリーズの一作目だけあって十分以上に楽しめましたね。コアなホラーファンからすると物足りない所もあるでしょうが…
