このレビューはネタバレを含みます
「電話を切ればお前を殺す」
誰かもわからない人物と会話する恐怖の時間。受話器を取ってしまったばっかりに。
街のどこかから、ライフルで狙われる主人公。でも電話を切ることはできない。切ると殺される。
公衆電話からなかなか出てこない主人公を引きずりだそうとした男も、狙撃され殺されてしまう。どこにいるかもわからない犯人に。
公衆電話と役者の演技だけで、1本の映画が成立してる。緊張感ある展開から目が離せませんでした。
結局犯人は捕まることなく、最後に一瞬だけ主人公の前に現れる。でも動機はわからずじまい。キーファー・サザーランドが犯人を演じてたんだけど、当時はドラマ「24-TWENTY FOUR-」のイメージが強かったので、役のギャップに衝撃でした。だから、ジャック・バウアーが闇堕ちしてこの映画の凶悪犯罪者になったんだなと、勝手に妄想してた(笑)