みむさん

モ’・ベター・ブルースのみむさんのレビュー・感想・評価

モ’・ベター・ブルース(1990年製作の映画)
3.5
デンゼル・ワシントンがジャズトランペッターを演じる映画。音楽と愛情と友情の物語。
伝記?と思ったが架空の人物だった。
スパイク・リー監督出演、ウェズリー・スナイプス、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・タトゥーロも出てた。

ミュージシャン映画にしては珍しく(?)ドラッグが全く絡まない。

何がいいってデンゼル・ワシントンがめちゃくちゃカッコいいんだな。
彼が演じるブリークはジャズバンドの天才トランペッターで、ライブシーンももちろんあるわけで。その姿がまぁカッコいい。
しかし、ブリークは女性関係がちょっとアレで、バンド仲間の彼女を寝取ったりする。
人気バンドの解散の理由の一つにあるやつだ……
音楽性の違い、過度のライバル関係、女性の取り合い。

そういう意味で、こういうミュージシャンいるかもね…という絶妙なリアリティがある。

デンゼルとウェズリーがバンドのフロントマン(トランペットとサックス)、スパイク・リー監督はマネージャー役で程よい笑いを提供してくれる。
物騒な都会で悪いやつに絡まれる危機もあり、ミュージシャンとして痛すぎる怪我を負うが、それでも立ち上がり再びステージに立ち、幸せまでも掴む。終わってみればハッピーな物語。

エンディングで再び大物誕生の下地が…!?と思わせるシーンでニヤリ。
父から息子へ魂は引き継がれるのだな。