理か

スタンド・バイ・ミーの理かのネタバレレビュー・内容・結末

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

悔しいな❗️


過去を掘り起こしてもこんな冒険してない。
4人、この時だけのチームにしろ、人間それぞれ被らず個性がありチームワークがとれていた。

4人の中で賢く冷静なゴーディが年長の不良達が来て取り合いになった時、ピストルを構え威嚇し追い払った。
出発時点では、父に存在を認めて貰えないやるせない気持ちから興味本位の旅だったが。
クリスから自分を評価され進路についても、
「親が駄目なら俺が代わりになってやる、だから頑張れ。」
とまで迷う事ない励ましとアドバイスを受けて内心自信がついたのだろうか。行方不明のその子のことを第一に考えようと思い直し不良から守ったのだろう。

クリスも、ゴーディと進路について最初の希望を変更して進学したらしいと後日譚で紹介されていたが。ゴーディとの話や行動に感化されたのだろうか。
あの泣くシーン、可哀想だった。辛すぎる気持ちが伝わって来た。半分濡れ衣のような事件、二度と嫌だと思ったのだろう。
ゴーディという友の頑張りに自分も知識を身につけ自分を守る気持ちがあったかもしれない。

テディの言動からは、戦争が終わってまだ年数が経っておらず、後遺症気味の父をこよなく愛しそのあとに続こうとする親想いの優しさが感じられる。
バーンは何事にもゆっくりで皆に助けられている。他の子は嫌がらず助ける。嫌だったら誘わないだろう。ホッとできる存在かな。

とにかく、ゴーディとクリスはこの旅で成長したのだ。ただ••••。

また何年後かに、それぞれの様子が見られたら良かったのに、とつくづく思ってしまう。
それは、ゴーディも同じ気持ちだろう。
理か

理か