ニクガタナ

クライシス2050のニクガタナのレビュー・感想・評価

クライシス2050(1990年製作の映画)
2.5
バブル全盛期にNHKがハリウッドに騙されて作っちゃったような巨費を投じた近未来SF作品。太陽が異常を来し膨張。巨大フレアによって地球滅亡の危機に。太陽を正常化させるべく精鋭が宇宙船で太陽に向かう「アルマゲドン」みたいな地球の危機回避もの。スタッフはハリウッドの錚々たるメンバーだが、東洋の島国で公開する映画なんて恥のかき捨てと手抜いてやってたんじゃなかろうか?テンポの悪いダラダラした作劇で冒険譚がハラハラしない。シド・ミードの手による宇宙船の外観は独自性あって嫌いじゃないが船内のコンソールデザインが公開当時、子供心にも安くてダサかった。いろいろ手のこんだ太陽フレアのVFX表現はなかなかキレイ。制作のゴタゴタもあり大赤字で別所哲也のとんだデビュー作に。気の毒。
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