ぐるぐるシュルツ

エレファント・マンのぐるぐるシュルツのレビュー・感想・評価

エレファント・マン(1980年製作の映画)
4.2
冒頭のサーカスの喧騒に、のっけからもう引き込まれる。
ディビッド・リンチの仄暗くて汚い割に、主観がジメジメ絡みついていない世界観。寓話を読んでいるような観心地。

エレファントマンとメリック。
人格なんてものは他人によって左右されてしまうということを突きつけられる。
この劇中で、「普通の」人間は誰だよ。
悪い人間は分かりやすい。
善い人間は分からない。

〜〜〜

それにしても4Kレストアは観る価値あり。
画面が綺麗すぎると、より寓話味が増すという不思議。