キャッスルグレンギャリ

顔のキャッスルグレンギャリのレビュー・感想・評価

(1957年製作の映画)
2.8
U-Nextで鑑賞。
原作の「顔」は松本清張作品の中で筆者が一番好きな作品です。「点と線」、「ゼロの焦点」、「砂の器」等の映画化もされた有名な長編よりもはるかに。それは思わず唸る結末、最後の1ページがあるから。
本作の映画化の成否は、この結末をどう描くかにあると思います。
本作はどうだったか。残念ながらラストシーンはいただけなかった。
脚色も奇をてらいすぎ。主人公が男性から女性に、俳優からファッションモデルに、キーパーソンの石岡がワルだったり。残念な出来でした。