しゃにむ

ターミネーターのしゃにむのレビュー・感想・評価

ターミネーター(1984年製作の映画)
4.2
ターミネーターというと「2」が傑作の呼び名が高く「1」はあまり取り沙汰されない気がしますが、「1」は「2」に負けず劣らず(奇妙な言い方ですけど)素晴らしい出来です。シュワちゃんの無言の演技はまさに無機質な殺戮マシンと言う感じ。味方にすると頼もしいシュワちゃんが、敵となるとなんとも恐ろしです(なんたって元コマンドーですからね)。ターミネーターからの逃走劇はスリリングで、さながらオオカミから逃げるウサギのように絶望と常に隣り合わせ。工場で機械が剥き出しになったターミネーターに見つからないよう隠れるシーンは、生きた心地がしません。あと、カイルの勇敢な姿に涙を誘われます。シュワちゃんというキャラクターに霞んでしまわない働きを見せます。未来からの転送は一方的で、カイルは未来へ帰ることは出来ないのです。それでも命を賭してサラを守ろうとするカイル…男ですね。
しゃにむ

しゃにむ