"キミはカンフーモンキーベイベー!!"
ユンピョウ主演、サモハンキンポー助演のカンフー映画。
そんなの沢山あるじゃん、大差ある?!
という勿かれ。
79年公開との事だが、まずこの2人の超人的なカンフー殺陣とスター性、そこに若さが絶妙に躍動している。
前半はボケとサーカスを足して割ったようなコミカルなカンフーコメディショー。
中盤は根性特訓による破茶滅茶カンフー。
後半はなぜか猿をモチーフにした攻撃的プロレスチックなカンフーバトルで、ラスボスとの決着。
しかも主人公側が2対1のハンデキャップマッチ!
そして、潔いラスト。
思うに本作は映画史上最高バク宙回数を誇っているのではないだろうか?
あの長縄跳びは時代を超えた離れ業だと思う。
フラッシングエルボー、ローリングクレイドルはもしかして本作から産まれた?!と自分のようなプロレスファンの想像力を掻き立てる技やムーブが炸裂する。
ジャッキーチェンと比べるとユンピョウはイケメンでシャープな印象。だけど笑顔が可愛い笑
もう時代的にノーCG、しかも彼らはノースタントなのはほぼ間違い無いわけで…
104分(Filmarksのは表記間違い)の肉体的密度たるや尋常じゃない。
ユンピョウってあぶ刑事の時の柴田恭兵に似てるなあと思うのは自分だけだろうか笑
とても新鮮で密度の濃いカンフー映画です。