斬人斬馬剣の半兵衛のレビュー・感想・評価

断片しか残されていないのに凄い面白いことが画面から伝わってくるのは凄い傑作である証拠。頭脳プレーと剣の腕を交互に使い、悪人の家老グループを追い詰めていく主人公・月形龍之介のカリスマ性が半端無く、おまけに口も達者なので敵対する浪人を説得して味方にしてしまうスーパーヒーローっぷりはとても90年前のキャラとは思えない。

後半の馬を使用しての大スペクタクルは圧巻で、全盛期の伊藤大輔監督の超絶なパワーを感じとることが出来る。

ラストが滅茶苦茶格好いい。