岡田茉莉子が美しいだけで、2時間観る価値がある。長門裕之も時代を反映した男らしく、骨がないふらふらな感じでいい。
17年もの歳月を同じ役者で描くのは凄い。初めは新子が周作を看病する立場であったが、東京で仕事に出て"大人"になっていく周作に対してどことなく停滞感が拭えない新子。
恋愛関係におけるパワーバランスの絶妙な変化と無常さを描いていて物哀しい。
温泉に浸かる新子が美しい。一緒に死のうと提案するも、笑い飛ばされたときの周作の表情も良い。最後には、逆の立場になるのだけど…。あと喫煙する新子がこの世のものとは思えないくらい美しい…。そして、最後の髪を解いた新子も綺麗過ぎる…。
(新子が美しいとしか言ってないな…)
