伊藤潤二の漫画映画化3本立てのうち1作。
『悪魔の理論』『屋根裏の長い髪』『首吊り気球』

短編を30分にしてるので改編が目立つが、大筋は原作通りだった気が。
これに関しては原作が分かり易い物語展開と恐怖演出なので、映像化するにしても単純明快なので、まあまあ楽しめた。
ただ、画面が暗すぎてクライマックスのダイナミックさというか恐怖描写のインパクトには欠けた気がする。

【書きかけ】ふむ、好い意味で、すっごい古典的な怨霊物ね。死体のカットはなかなかでした。

僕が観た画面が暗すぎて、肝心なところ（恐怖を煽ってくるところ）ほど、何が起こってるか判らなかったんですが、これがオリジナルってわけじゃないよな…

映画として間違ってるのはもちろんだが、もう一つ、問題を感じる　すなわち、私見では、伊藤潤二画伯の恐怖絵は、細部までくっきり見える、ってところが大事なのだ！　それを台無しにしてはいないだろうか…　明るい画面が正解なのは、三本目「首吊り気球」を見ればわかるんじゃないかな…

※ 代々木に上がった首吊り気球（現代アート）が話題になっていたので、すかさず鑑賞…(*´ω｀*)　「悪魔の理論」「屋根裏の長い髪」そして「首吊り気球」の三話オムニバス『伊藤潤二 恐怖collection』の二本目。同題のTVドラマシリーズ（テレ朝系）もあったようだが、こちらはビデオ作品としてリリースされたものらしい。

※ なお、三本ともに言えることなのだが、伊藤潤二画伯の短編原作を実写映画にしようとするなら、30分は長い、のかもしれませんね。かなり腕のある脚本家でないと、30分ですら、魅力を減じてしまうのかも。むずかしいところですね…(´・ω・`)

「あのねこうちゃん、ご飯食べてるかなと思っておでん作ってきたの」

のおでんが全部真っ白で、全く味しゅんでなさそう