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ミッドナイト・イン・パリのギャスのレビュー・感想・評価

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)
3.1
難しいことは置いといて、気軽に見れるウディアレンのいつもの。

頭でっかちでお金持ちのアメリカ人たちがグダグダと会話し恋愛したりしなかったり、おなじみウディアレンのこの映画の舞台は、パリ、それも有名人たちが集う過去のパリ。

次はどんな著名人が現れるのかとワクワクしながら観れた。
パリは訪れたことがあるが、この街は確かに昔はここでこうだったのかもああだったのかもと思わせる、歴史の露出したような魅力的な街だ。ウディはそれをそのままやってみせた。


ネタバレ
ある脚本家が、過去への憧れと幻想から醒め、本当に自分が欲しいものに目覚めるまでを軽妙に描いているのだが、その目覚め方は、過去で出会った女性に向かって諭すように語る内容がそのまま自分に重なるというもの。さらなる過去に戻ってしまい、歴史は結局同じ台詞「昔は良かった、今は退屈」の繰り返しなのだと悟るところに思わず頷いた。
今を大切に。
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