「俺のハゲ頭の中身は独創的か?」
「そうだ、何か習い始めよう。中国語とオーボエができる脚本家。いいぞ。」
「地球で40年生きてるのにオレが誰だか分からない…」
『マルコヴィッチの穴』で有名な脚本家チャーリー・カウフマンのどうしようもなく情けない独白のオンパレードにクスクス笑いながら、「この映画を借りた私に間違いはなかった」と確信。始終ニヤニヤしてた。
この映画を作っている映画という設定。
ハゲデブでだらしない主人公の役にニコラス・ケイジ。
エキセントリックな脚本づくりの天才であるはずのチャーリーの新作(本作)は避けようとしていたハリウッド的要素満載の展開に仕上がり、しかもそれが面白いという皮肉(笑)。
全てが大好きです。