グレハニスト森田

パラノーマル・アクティビティのグレハニスト森田のレビュー・感想・評価

3.5
当時突如として現れた新生オカルト映画。

所謂POVホラーの完成形的な作品である。
記憶の限りでは「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」が始祖的な作品であるが、『画面酔いする』『オチが微妙』という辛口な評価をされて終わったのを加味して制作されたのか、世間的な評価は前者よりも高い印象がある。

ブレア~よりも話という話もなく、日常が徐々に怪異に侵食される不気味さだけに焦点を当てており、鑑賞者はただ怖がればいいだけのお化け屋敷的映画。
そういう意味では日本で言うところの「本当にあった怖い話」とかそういうジャンルに近い映画と思う。

当然のようにシリーズ化されたわけだが、出来はこの作品が抜けて良い。