ポール・ニューマンが唯一金のために出演したパニック大作、ようやく見ることができた。火山が噴火してポール・ニューマンの助言を受け入れずにホテルに残った人たちは全員死ぬ、ポール・ニューマンと共に逃げ出した人たちも次々と死ぬ。どっちにしても名のある役者以外はみな死ぬ。120分の長さで一番の見せ場が崩れかかった吊り橋を渡れるかどうか、『恐怖の報酬』くらいの迫力あれば納得もするが遊園地のアトラクション並みのしょぼさで真顔。ロケ地に金を使い過ぎて特撮に金をかけられなかったらしいが、それにしても。突然降ってきた火の玉で両目を失うアーネスト・ボーグナインのくだりが無駄すぎて逆に怖かった、夢に出そう。こんな映画今さら誰も見ないと思うけど、全世界で俺が最後として誰も見なくてよいと思う。