れれれざうるす

悲しみのミルクのれれれざうるすのレビュー・感想・評価

悲しみのミルク(2008年製作の映画)
3.1
2008年ペルー映画。陵辱された悲惨な過去を歌にした死に際の老女の歌で物語は始まる。その時身籠っていたのが主人公。母が味わった恐怖が母乳から伝わる“恐乳病”という病気になりレイプを恐れて自らの膣にジャガイモも入れ、芽が出ている女性の話。

ペルーの映画は初見!知識も皆無。友達の友達がペルーのハーフってことくらい(笑)そのくらい知らなかったので歴史や国民性がわからず非常に謎が残りました。
貧しいってことは一目瞭然。パッケージは赤で美しさはあるものの本編では乾いた地や汗が印象的。主人公は黒髪ロングなクールビューティ系だけど始終無口で無表情。かなりの対人恐怖症だが“恐乳病”なんてありもしない病気に怯えて一人で道を歩けないほど。膣から飛び出るジャガイモの芽を切るのは日課。直接描写はないものの聞いてるだけで気持ち悪いっ…!
口数は少ないが母譲りなのか即興ソングを歌う。それが歌詞も含めかなり魅了される(実際に即興で歌ったらしい!)。

ペルーはジャガイモの原産国ってこともあってその国にしか伝わらないメッセージがあったんだろうな。要するに私にはわからないことだらけ!!全て理解出来たら絶対面白いはず!!
南米映画の雰囲気や空気が好きだからわりと好みだったけど内容としては、う〜ん…。
結婚式のやり方などは非常に興味深かったけどね!
ヨーロッパは冷たくてどんより暗いの多いけど、ラテン系はジリジリ照りつける太陽の下で自由に生きられない暗さがある…気がしなくもない。