このレビューはネタバレを含みます
1991年、マサチューセッツ州の港町の漁師達のお話。実話に基づいてる。
遠洋での漁を終え、帰港したビリー（ジョージ・クルーニー）は、不漁が続いていた。同じく漁獲量の割には給料に不満のあった若手漁師のボビー（マーク・ウォルバーグ）らを集め、アンドレア・ゲイル号で起死回生を図ろうと再び海に出たのだが…
perfect storm
複数の厄災が起こって破滅的な状態になること。2000年に制作されたアメリカの映画『Perfect Storm』から由来する言葉
（weblioより）
サメに齧られるわ、針に引っかかって海に落ちるわ、やっと釣れだしたと思ったら製氷機は壊れるわ…
そして極め付けは、３つの台風が重なってしまうという不運。でも未だかつてない大漁で、たくさんの魚を無駄にしたくない漁師達は、無謀にもこの嵐を突っ切ることを決める。
もう、波でもみくちゃなシーンがすごい。これ、撮るの大変だったろうなぁと。もちろん大波はCGなんだけどなかなか迫力がありました。
どう見ても、仲間の船が止めたにもかかわらず、聞かなかったアンドレア・ゲイル号の危機管理がなってないんだけど、でも、漁師達がそこまで追い込まれていた…と思うと胸が詰まる思いがします。経営者が酒場で家族（ダイアン・レイン）から詰め寄られますが、気持ちはわかる…
序盤の港町から、アンドレア・ゲイル号の内部など、あまり綺麗じゃない感じが、より悲しさを増すし、ラストも全員行方不明という悲しい結末なので、観てて辛い。
よく午後ローでやってるので過去鑑賞済みで、レビューのために再鑑賞したんだけど、辛くて一度離脱しそうになったー。（2日に分けて観たよ。）
