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河のsundayのレビュー・感想・評価

(1951年製作の映画)
3.0
「黒水仙」に続き同じルーマ・ゴッデン原作の「河」を見た。こちらはインド育ちのゴッデン自身の経験をおりこんだのかと思うような内容。「わたし」の回想の語りで物語は進む。

ガンジス河のほとりで暮らした少女時代のひと夏の想い。夏が過ぎ、成長し少女の日々は終わる。

隣にやってきた戦争で片足が義足になった青年めぐるいそいそとした思い、仲良しの少女、かわいい姉妹弟たち、父母たち。ある悲しい出来事が起こるが、またうれしい出来事も起こる。そのそばにはいつもたゆたゆと流れる大河が常にあった。いろんな思いが河とともにあった、という画面。「黒水仙」はイギリスとインドを対峙させるが、「河」はインドで育つのだ、という感じ。・・う~ん、でも父親は植民者としての工場経営者ではあるのだが・・


「わたし」はイギリス人でガンジス河のほとりに住む6人姉妹弟の長女。父親はジュート(かな)工場を近くで営んでいる。屋敷は広くインド人のばあやと門番とその他の使用人がいる。弟はインド人の友達と動物やコブラと遊ぶのに夢中だ。私の遊び相手は同じイギリス人の少女。隣家もまた広く父はインド人女性と結婚したが一人娘を残し亡くなっている。イギリスの学校に行っていた娘は卒業して帰ってきた。また戦争で片足が義足になったいとこがやってくる。負傷者となったことで、居場所をみつけられないでいる。そんな若い男性に少女たち3人はそれぞれの思いを抱く。


1951イギリス
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