何が語られているか、
何が描かれているかよりも、
そこから何を感じたか。
そこから何を考えて何を変えられるか。
一生懸命努力してる。
〜〜〜
「午前十時の映画祭」の機会で、
映画館にて鑑賞。
大きなスクリーンに大きい音。
もう最高です。
一度遥か昔に鑑賞済みなので、ストーリーの時系列はバッチリ。
もう、わかっていても、面白いんだから。
そしてやっぱり俳優陣がド級すぎる。
ハチャメチャな展開を
どこまでもシリアスに、
でもどこか間抜けに
演じ切っていながらも、
訳の分からんところを
妙に、バッチリ、クールに決める。
その説得力たるや。
なぜかリアリティを感じてしまう。
そして、
ジュールズが最後に奇跡だと感じたことが、
まんま、この作品のテーマな気もします。
僕らがフィクションを見るとき、
それは作り物の
偶然や奇跡かもしれないけど、
何かを感じてしまう。
そこから何かを考えて
自分を変えようとしている。
難しいんだけど、
一生懸命努力してる。
それが大切なんだよ、と。
フィクション・オタクの
タランティーノならではの
メッセージだと感じました。
それにしても、
サミュエルさま、かっこよすぎでしょ。
そして、オープニングとエンディングも、かっこよすぎて痺れる。
やけにチープな車中も、核兵器かと思わせるスーツケースも、
ダンスもつっこむ車もゴミ箱に飛び降りんのもチョッパーもチーズバーガーもショットガンもサムライソードも。
映画のロマン詰まってました。