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パルプ・フィクションのsayanaのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
3.6
やっと観られた。ただ名作と言われているのを理解するのにはもう少し時間がかかりそう。もう少し反芻させてみます。
かっこいい時とかっこ悪い時の落差が激しい。殺す時に聖書を引用するなんて。なんて皮肉なんだ、かっこよ!と思った。
自ずと『トレインスポッティング』と比べてしまう。ドラッグや犯罪が絡むアウトローな要素が物語の核となっているのもそうなんだけど、登場人物達の会話の内容や、変な間の取り方とか、中々筋書き通りスムーズに進行しない場面がたくさんあって、ストーリーと実際の内容にギャップがあって良い意味での拍子抜けがあった。強面なストーリーの割に会話の内容がくだらない。良い意味でも悪い意味でも裏切られた。時間軸も最後に「こういう事ね」ってわかってスッキリ。群像劇らしい面白さがあった。
登場する食べ物がアメリカンですごい美味しそうだった。ハンバーガー、ミルクシェイク、パンケーキ。マックに直行したくなる。
ユマ・サーマン、この映画の影響で何だかすごくアイコニックに扱われてるけど、そんなキーパーソンではなかった。ただジョン・トラヴォルタとのツイストシーン最高過ぎる。鼻から出血する時の狂気めいた美しさ。あの三白眼。
あと音楽の使われ方がとても理想的。オープニングであの曲が流れて、タイトルが現れた時かっこよ過ぎてドキドキした。
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