原作通りで面白かった作品。
まず私は原作の漫画を最初に読んでいるのでどれだけキャストを合わせて来れるのか不安だったけれど完璧と言っていい程のキャスティングだったのが良かった。
特に主人公であるペコ。
ぶっちゃけ窪塚以外でペコをこんなに違和感無く演じられる人はいないんじゃないかと思う程の完成度だった。
他にも海王の風間を演じた中村獅童や月本役の井浦、同じく海王の佐久間を演じた大倉、チャイナ等も凄くいい味を出していてとても良かった。
そして何より良かったのが実際の試合シーンだった。
経験者である私から見ても試合シーンは普通に見応えのある物となっていたので見ていて冷めるということが無かった。
あとはやっぱりどれだけ強くても悩み苦しみながらその強さを維持して戦っている人より、楽しみながら成長し強くなっていける人の方が最終的には強いよなと改めて思わされた。
個人的には苦しそうに戦っていた風間の顔が段々と純粋に楽しみながらプレーしていた頃の風間の顔に戻っていっているシーンにグッとくるものを感じた。
数少ない実写化大成功作品だと思うので既に原作を読んだことがある人、読んだことのない人にもオススメしたい作品だった。
