ゴン吉

ヒトラー 〜最期の12日間〜のゴン吉のレビュー・感想・評価

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)
4.1
ナチスドイツの独裁者アドルフ・ヒトラーの最期の12日間を描いた歴史ドラマ。
ブルーノ・ガンツ主演。

舞台は第二次世界大戦末期の1945年4月のベルリン。
ソ連軍の猛攻により、ヒトラー(ブルーノ・ガンツ)は側近や知人の夫人、子供たちとともに首相官邸の地下避難壕に退避する。
ドイツの敗戦は確実であったが、ヒトラーは強気の姿勢を崩さず、最後まで首都ベルリンを離れずに自殺する。
ある意味あっぱれではあるが、巻き添えになった兵士や国民が哀れである。
自分の子供たちを自ら毒殺する夫妻。
少年兵ヒトラーユーゲントや市民軍。
置き去りにされた老人たち。
それはわが国でも同じこと。
国の指導者は国民あっての国家であることを忘れてはならない。
「若かったというのは言い訳にならない 目を見開いていれば 気づけたのだと......」  

2021.9 NHK-BSPで鑑賞(字幕:太田直子)
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