グレハニスト森田

ターミナルのグレハニスト森田のレビュー・感想・評価

ターミナル(2004年製作の映画)
3.6
公開当時、CMがバンバン流されてたおかげでタイトルだけなら誰もが知っているであろう本作。
当時トム・ハンクスといえばこの作品の数年前の「キャスト・アウェイ」が話題になっていて、『またボッチ系か』と思い今の今まで観ることがなかったがようやく鑑賞。

触りの「トワイライトゾーン」と「アウターリミッツ」のしょうもない掛け合いで掴みは最高であった。
お約束のコミカルな人間関係にくわえ、空港で生活する主人公の悪戦苦闘も(リアリティはさておき)なかなかに面白いものがある。
日本人としては空港内に吉野家が出店しているのも見逃せない。

正直スピルバーグ監督作品というところでオチに期待をしていなかったが、予想に反して随分アダルトな余韻のあるラストに驚いた。
フツーにいい映画である。

特筆はキャサリン・ゼタ・ジョーンズのちょっと生き遅れた美人CAという、新たな性癖の扉を開花させてしまった点に尽きる。
眼福でした。