MARUKO

ウォーリーのMARUKOのネタバレレビュー・内容・結末

ウォーリー(2008年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

言葉がないのにここまで感情を引き出せるものなのか。どうやっているのか不思議になるくらい伝わってくる。

発想力、想像力が素晴らしい。
冒頭でそれが伝わったのが、地球が朽ち果てるという未来の想像はもとより、ウォーリーが宇宙にでる瞬間宇宙ごみである衛星がすごい量になっている点。自分の想像の範囲を超え、そうか確かにそうなっているかもしれないと納得。それに加え、宇宙突入の演出がより強調されたシーンでもあったとも感じた。そのほか人間が動かなくなりみな太っているなど想像力がとにかく豊か。

根本にロボットであるという概念をしっかりさせている点もさすが。動きや特徴をとらえ、それを生かした演出が多くみられた。特にイヴが一生懸命ウォーリーを直すシーン。直してただめでたしではなく、“ロボットだから”回路を交換するとデータがなくなる。(思い出したのは奇跡として……)

映像も9年前のものとは思えない美しさ。今見てもいろいろ驚きと刺激を受ける素晴らしい作品。
(WOWOWにて観賞)
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