ギャス

ルル・オン・ザ・ブリッジのギャスのレビュー・感想・評価

ルル・オン・ザ・ブリッジ(1998年製作の映画)
3.2
自由な解釈ができる映画だが、それにしても不思議なテイスト。
これは確かに、ある程度歳をとったおじさんが作る物語。

ネタバレ
男の夢というか、欲と幻想、まさに二つの意味の夢が混じり合った話。
不思議な石に全ての可能性を乗せ、なんでもありにしてしまえてトリッキー。
夢オチという解釈が一般的だとは思うが、せっかくの石なのだから、あの体験は全てあったことにして、石が最後に彼女を失うというあまりの悲劇から逃れさせてもらえたという解釈でもいいのでは?
と思ったが、ウィレムデフォーが内なる自分であると考えると、やはり全ては夢だったという方が深みが出るな。
最高と最低、反省と結果、夢と夢、もし自分の人生で最後に夢を見るなら?
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