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素晴らしき哉、人生!のpukapukatobaccoのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.7
今更ながら初鑑賞。
名作と至る所で銘打っている作品。
タイミング的にドラマ系の映画が見たく、Netflixで鑑賞しました。



映画として最高。
最後のハッピーエンドも、表題の通りのメッセージ性。
主人公は、夢を持っていたがタイミングもあり叶えられず、父との別れ、おとうととの比較、会社の危機や敵対する人との衝突、それでも好きな人と結婚をして子供を授かり幸せな家庭を築き、かと思えば若い頃夢見た自分と現在の自分のギャップに首を傾げる。
そして、人生における危機的状況、ぶつけどころのない怒りを家族にぶちまけ、落胆する。



ほんとに誰もが生きる人生そのもの。
何かしら自分と重なる部分がある。
浮き沈みの激しい人生、もう何もかも投げ出したくなる瞬間って誰しもあるかと、、、。
でもそこで踏ん張れるのは、大切な人のためだったり夢のためだったり、支えてくれる友人のおかげだったり。

確かに一度しかない"自分"の人生のはずなのに、辛い時は"他人"に支えられ、幸せなな時も"他人"に祝福される。


見てる人は見てくれてる。
1人の人生が幾人もの人生の歯車だと教えてくれる作品。



子供を授かったらまた見たいな。