シノミー

素晴らしき哉、人生!のシノミーのレビュー・感想・評価

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)
4.4
心温まる不朽の名作はここにある。
もし、大切なものを失い、人生に絶望し、何もかもおしまいだと思っているなら、この映画は特効薬になるかもしれない。
希望や幸せを感じさせ、それを分け合うことができる映画だからだ。
人間誰しもミスは犯すし、それをくよくよしても仕方がない。
ダメなのはそれから立ち直ることができずに、周りに当たったり、悲観的になって自暴自棄な行動をすること。
そんなときは一回冷静になって頭を切り替えるべきだ。
そして今からでも正しいことや楽しいことをすると何か変わるかもしれない。
そして、その時に助けてもらった人に感謝して、いつかまた恩返しをしよう。
人の優しさが全てを変える力を持つ。
これは僕の自論だが、人に優しくすることで、自分にも何か良いことが起こると思っている。
世界はそういう風にできているって。
搾取されるのではなく、自己犠牲でもない。
何かに貢献して、それを感謝する人がいて、そこからハッピーが生まれる。
素晴らしき哉、人生!ではそれが上手く表現されていたから、とても楽しめた。
中盤まではあまり良い映画と思えなかったんだけど、後半からラストにかけてで印象が一気に変わった。
凄い。こんなにも見方次第で景色が変わるなんて。
古き良き映画はいつまでも語り継がれてほしいものですね。
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