とにかく2人の距離感が良い!大人になって学を教わるというのはプライドがとても邪魔をしますよね、デ・ニーロもそのプライドが邪魔をして、もういいよ!となってもジェーン・フォンダの途中で諦めるの嫌い!という姿勢も良いですし、ここまでデ・ニーロが成長して良い男になってしまうとは…。
工場の衛生面では当時だからかなかなかな緩さ、もうこんな緩さ、現在なら絶対に許されないであろう緩さで驚きますし、あの工場で作られてるケーキは全て不味そうです。まじ食いたくないスイーツ!反面デ・ニーロがジェーン・フォンダ家族に振る舞う料理は美味しそうでめっちゃ食べたくなりました。
丁寧に二人の関係を描いていて、2人になんの恋の障害もないのに読み書きによって進んだり戻ったりする二人の関係にもどかしく感じたりと本当に良い映画なのですが、タイトルのアイリスへの手紙の演出が駆け足というかあっさりしすぎていたのだけが残念でした。そこまでに至るプロセスは良かったのに。しかし、音楽はジョン・ウィリアムズだったりと地味ながら本当に良い恋愛映画だとおもいます。デ・ニーロが本当に今作良い男なので良かったです。