ひでG

セロ彈きのゴーシュのひでGのレビュー・感想・評価

セロ彈きのゴーシュ(1982年製作の映画)
3.0
宮沢賢治の名作を高畑勲が映画化。

「火垂るの墓」の6年前。

さすがだなって思える場面が随所に出てくる。

まず、動きの面白さ。
ゴーシュを訪れる動物たちが、演奏したり、悶絶したり、その動作がとても愛くるしい。

主人公の表情。
オーバーな表情の中にも、ちょっと見せる自信のなさなど弱みを見せる【こちらにそう思わせる」がいいな。

クラシックの名曲もうまく画面とマッチしている。

宮沢賢治の良さを忠実に描いている、まるで教材のようなアニメ。

動物たちがゴーシュの先生となっている、
自然賛歌の楽しいアニメでした。
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