なるほど、これが香港ノワールか……!と納得の一作だった。
冒頭のテンポが早く、あらすじを読んでいる&トニー・レオンとアンディ・ラウの顔を知っている必要があるかもな……と思ったが、最初の麻薬取引シーンで一気に引き込まれたので無問題でした。
潜入捜査を辞めたくて仕方がない警察官と、警察に潜入しているマフィアの男。
2人の対峙が最終的にどういう結末を迎えるのか想像が出来ず、飽きずに楽しむことができた。
そしてラストシーン……いや、まあそんな感じになるとは思っていたけども……
登場人物の誰も望んでいない結末になってしまっているのがなんとも言えない後味の悪さ。だがそれが良い。
アンディ・ラウとトニー・レオン、2人の魅力が共存しあっているところも見所でした。
ああ、良い香港ノワールを見た。