癖に刺さる……。
アンディ・ラウ×トニー・レオン、圧巻の香港ノワール映画。
私の中では奇跡の映画と言ってもいい。というのも、この映画を全く知らなかったのですが、常々「警察と反社組織でお互いスパイがいて、最後は立場が交錯する、みたいな話おもろいだろ」と本当に(本当に)考えていたのですが、映画館で4K版上映の予告を観て「まさかこれは、そういう映画なのでは!?!?」と衝撃を受け、貪るように鑑賞してしまいました……。
全体も難しくなりすぎず緊張感もあり、お互いの二重生活への憂いがとにかく感じられて、非常に良い……二人が全くの他人というわけでもなくて、偶然の出会いを果たしていた上でのあの結末……良い……
そして、その結末が、案外王道ではないのでは?と個人的には思っていて、そこもまた良い。
香港映画をおそらく初めて観たのですが、この作品はおそらくあらゆる面で映画界に影響を与えたのだろうなと感じました。
それくらい面白かったし、印象的な作品でした。
どうやら三部作?とのことなので、続きも観てみようと思います。