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モーガン プロトタイプ L-9のfujisanのレビュー・感想・評価

モーガン プロトタイプ L-9(2016年製作の映画)
3.3
AIにまつわる近未来SF作品。

遺伝子操作とバイオテクノロジーで人工的に作り出したヒューマノイド、モーガンは極秘の研究施設で研究者たちに育てられているが、ある日、研究者を襲って怪我を負わせる事故を起こしてしまう。

研究施設に派遣された危機管理担当のリーウェザーズはモーガンの危険性を察知し、研究失敗=ヒューマノイドの処分を決定するが、モーガンは高い身体能力を活かし、施設を脱出してしまう、という話。

同じAIものの「エクス・マキナ」と比較されることが多いようですが、こちらはかなり低予算で作られているようなので、比べるのは酷かと。

ただ、90分と短く、観ているうちにだんだん気づいていく不気味な要素とそれを決定づける終わり方はよく出来ていて、エクス・マキナが面白いと思った人は観て損はないかと思います。

監督はリドリー・スコットの息子ルーク・スコット。アニャ・テイラー=ジョイ演じるモーガンの好演も光っています。

Blue-Rayには、映像特典としてルーク・スコットの短編「Loom」が含まれており、こちらはFilmarksで別作品となっているようですので、そちらで。
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