とり

ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記のとりのレビュー・感想・評価

4.0
2時間ずっとワクワクドキドキしっぱなし。
ブラッカイマーが関わるハリウッド映画はやっぱりいいな~。これぞ娯楽大作!って気分が味わえていいです。
今回出演してる俳優の豪華なこと!
エド・ハリスをもっとぜいたくに使って欲しかったけど、あれだけ主役クラスの人たちがワラワラ出てたら仕方ないかな・・・。
最終的な彼の処遇は本作唯一の欠点っていうか、一瞬気分が盛り下がる部分でした。
でもあの脚本・キャラで考えたらあれしかなかったとも思います。
ストーリーはインディ・ジョーンズ(派生作品含む)+ザ・ロックって感じですが、謎解きもアクションも冒険も全部お約束通りの手堅い展開なのが私にはよかったです。
最終的にたどりつく地下に隠された秘密の黄金都市のくだりなんて、それこそ昔からよくあるB級作品(冒険ものからミイラものまで)の焼き直し。最高!
中盤のカーアクションはザ・ロックを更にスケールアップした感じだったし、エキストラの配置が絶妙でテンポよすぎ。ブラッカイマ炸裂の部分ですね。
前作に続いて謎解きは凄まじくテンポよくニコちゃんが解いてくれますが、不快感はゼロ。
ダ・ヴィンチ・コードではかなり不快だったのにこの差は。ニコちゃんの魅力?
インテリぶってないから嫌味がないのかな~。
そしてやはりビバアメリカ!的な題材で、今回は南北戦争やその背景にある人種問題がうっすら感じとれなくもないですが、もっと知りたい良い子のみんなは自分で勉強してね~みたいないい加減さ(良い意味で)
アメリカ人のお子様が自国の歴史(っても大したものはない)に興味を持つにはうってつけの映画。
私もそんなに詳しいわけではないですが、南北戦争時代のアメリカ史はけっこう好きなので、微妙に知的好奇心をくすぐられ楽しかったです。
歴史的事実と都市伝説が巧妙に入り混じった脚本は、陰謀もの定番の作りで一級品。
ちょっとした隠し味や遊びもバッチリでニヤリとできます。
でもちょっと強引な設定もけっこうあったかな?
鑑賞中は勢いがあるので気になりませんが、あとで考えて気付いてしまったら負け!みたいな。
大統領誘拐とかホワイトハウス潜入とか女王ルーム潜入とか、人によってはあまりにも有り得なさすぎて冷めてしまうかもしれませんが、私はこれらすべてワクワクできました。
もう一回観に行きたいくらい。
ところで冒頭で出てきた少年、めちゃくちゃ可愛らしかった!
ゲイツ一家は代を重ねるごとに顔の作りが劣化。
TOHOシネマズ流山おおたかの森
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