エルマリアッチである。
ストーリー的には、昨日も鍵泥棒のメソッドのレビューで触れた『入れ替わりプロット』を使っている。
ある街でエルマリアッチ(さすらいの弾き語りシンガー)のトランクとマフィアのブツ入りトランクが【ロンバケ】よろしくな入れ替わりをしてしまう。
知らない内にマフィアから追われる身になってしまう主人公。
『いや、でも俺エルマリアッチだし』ってスタンスで、戦わずひたすら逃げる。
逃げる中綺麗な女と出会い恋に落ちる
しかしその女は・・・
まあ、ベタベタな展開でストーリーは非常に読みやすいんだけど、何故本作が魅力的なのかと言えば、『主人公の人間臭さ』だと思う。
『悲しいけど、これって戦争なのよね〜』とスレッガーさんよろしく男には避けられない戦いがある。
続編としてデスペラードがあるが、アレはエルマリアッチのストーリーと設定を一部改ざんしただけのアクション映画なので、レビューする気はない。
全く続編と言える作品ではない。