ぉゅ

宇宙戦争のぉゅのレビュー・感想・評価

宇宙戦争(2005年製作の映画)
3.6
2005年 鑑賞
大学時代に、映画好きのある教授に、「アメリカはねぇ、一番強い国だからぁ、もう他国に攻めて来られないのぉ。だからもう宇宙人しか攻めて来られないのぉ。あれはねぇ、スピルバーグの皮肉なんだぁ。だから観てみてぇ。」的なこと言われて鑑賞。確かにアメリカのパニック!軍隊もあっけなく敗北。
最後はなんかだったけども、私は好きで好きです。

ある友人は、あの作品は、お父さん応援映画だ。って。
...納得。



’21.12.10 (金) 21-334-23
NHK BSプレミアム にて

H・G・ウェルズ先生の小説を原作に、ラジオドラマ版(38)や、映画「宇宙戦争」(53)の要素を引用した、「未知との遭遇」「E.T.」「マイノリティ・リポート」等のスティーヴン・スピルバーグ監督の、巨大なマシンを操り地球を攻撃する宇宙人に対して、必死の抵抗を試みる人々を描くSF作品。

貨物港でクレーンのオペレーターを勤めるレイ(トム・クルーズさんは離婚して、ベイヨンで一人暮らし。離婚した妻がボストンの実家を訪ねる間、妻に引き取られた子供たちであるロビー(ジャスティン・チャットウィンさん)とレイチェル(ダコタ・ファニングさん)を預かったのだが、彼らと良好な関係を築けずにいた。ある日の朝方、レイは奇妙な稲妻が数十回も町の同じ場所に落ちる光景を目にする。同時に町中の電気が供給されなくなり、家電や自動車の電池もほとんど機能しなくなった。町が不気味な雲に覆われる下、レイが多くの野次馬たちとともに落雷した場所を見にいくと、地割れ、地響きと共に地中から巨大な三脚歩行機械「トライポッド」が出現。光線兵器で次々に人々を殺害し、町を破壊してゆき...

レイは異様な黒い雲を発見し、そこから家族を守るため徐々に覚醒していく...

見えないという恐怖 落ちたビデオカメラ 無差別で放つ殺人光線 レイチェルのパニック状態 地上に落ちてくる電車 サンドイッチ 「私アレルギーなの?」「いつから?」「ずっとよ」 地下室は安全 安全じゃない! “旅客機の墜落” 「レイで呼ぶな!」 川を流れる死体 レイチェルのトラウマ?

レイチェルのトラウマがまた一つ... フェリー乗り場で群がる人たち... 暴徒化以上... 抑えられない衝動の塊...

“プラカードや掲示板に貼られた多くのの人探しの張り紙” 鳥の動きや木の動きの違和感 山の方から刺す光 フェリーに押し寄せる人々 水辺から出てくる光 水中の車の光と多くの人 歩いている多くの人々は大震災時の帰宅難民を想起させる

兵の戦いを見ようとするロビーを止めようとするレイ 誰かに連れていかれそうなレイチェルを助けに行けないレイ... 緊急時であるのも相まってハラハラ レイもロビーを止めたいがレイチェルが... レイチェルを救出に行くとロビーが...
触手のシーンもハラハラ展開... 鏡はいい機転と思ったが、まさか... やっと乗り越えたと思ったら...
赤い草 捕らえらた人たち 血液 レイの決断 目隠し耳閉じ歌口ずさみのレイチェル またあの触手が...

いやぁCG凄っ!こんなシーンあったっけ?結構重要だったのに...
鳥の行動って結構重要だったりする そして...

アメリカは強くなり過ぎたから... という皮肉もあるんだろうが、スピルバーグ監督らしい「見えない恐怖」や「ハラハラ展開」も入れつつ、9.11後のアメリカの国民への思いや体験した恐怖、衝撃(旅客機の墜落/多数の人探しの張り紙)や、スピルバーグ監督のゴジラへのオマージュ(無作為殺人光線/山からの登場/大阪(日本)ではもう倒した(山からは1作目の「ゴジラ」の登場、大阪は「ゴジラの逆襲」?、もちろんゴジラは日本発信)をも詰め込んだ作品だった。

余談:スピルバーグ監督とゴジラ問題について ハリウッド版の「ゴジラ」1作目を撮ったエメリッヒ監督に(撮れなかった嫉妬からか)「ゴジラは神聖なモノだから...」と警鐘鳴らした割には、この作品や「ロストワールド」等でのオマージュ、「レディプレイヤー1」でのメカゴジラの登場など、割と固執している印象。新作でもオマージュ出るかな?作品だけになさそうな雰囲気だが...
ぉゅ

ぉゅ