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グランド・ホテルのnisuiのネタバレレビュー・内容・結末

グランド・ホテル(1932年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ミュージカル版(宝塚)の復習。映画だと男爵が主役でフラムシェンがヒロインに見えた。
大筋はたいして変わらないけど演者が違うと役の印象も相当変わる。男爵は平気で悪いことしそうだし、オットーは死ななそうだし、フラムシェンはしたたかだし、社長は情けないし、スゼット(ラファエラ?)は過保護なばあやだし、お医者さんは半ボケだし、ゼンフ(エリック)はおっさんだし、運転手はみるからにヤクザだし。グルーシンスカヤだけはさほど印象変わらなかった。
フラムシェンが身ごもってるのと、社長に抵抗するフラムシェンを男爵が助けようとする設定が映画にはなかったけど、あった方が絶対いい。「彼女を受け入れる」と「彼女のお腹の子供ごと受け入れる」では愛の大きさの印象が違いすぎるし、「見つかって殺される」と「助けようとして見つかって殺される」では男爵の尊厳に関わる。
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