このレビューはネタバレを含みます
ゴールデンレトリバーと暮らす男が三年付き合った彼女にプロポーズするも彼女に犬アレルギーを告白されてこのままでは彼女と暮らせないので自称インフルエンサーの従兄と一緒に犬の里親探しに奔走する話。犬は死なないけど犬が死ぬ話(かなりキツイ)をする人が出てくるし犬が不憫な目に遭う。
観れる時間にやってるもので選んだので韓国映画ということ以外何も知らずに観たからタイトルからお父さん映画だと思ったら犬映画だった。
ポスターすら見てなかったので犬を捨てに行くはずがドンドン増えていくのめちゃくちゃ面白かった。イケてない兄貴とへちゃむくれのパグの組み合わせがも～～～～～～かわいくて！
里親に名乗りをあげた人たちはコミカルに描かれてるけど犬を道具のように思っている人ばかりでウンザリした。テコンドー少年はちょっとかわいそうだったかな。
最後に辿り着いた殺処分される犬をかわいそうだからと引き取り続けて面倒見ている令嬢の「名前は言わなくていい。知る必要はない。家族だけが知っていればいい。飢え死にはさせない。それでもいいなら置いてって」という言葉に令嬢の身の上を想像してしまった。豪邸にたくさんの使用人と不自由のない暮らしを与えられてはいるが愛は与えられてなんだろうなと…。
里親探しとか言ってるけどさー結局捨てるってことじゃんとずっとモヤモヤしてたから令嬢の「新しく家族ができるからといって今の家族を手放すの？」という言葉にスカッとしたけどこれもな～～～自身のことなのかな～～～。
で、売りに出してる実家・バリスタ・犬と必要なものは揃ったんだから犬カフェ開こうぜ！と思ったけど、犬カフェはバリスタが実現するとして、主人公は実家を売りに出すのをやめて庭にでっかい犬小屋建ててみんなで暮らせる家にするということでめでたしめでたし。お幸せに！
