このレビューはネタバレを含みます
東京公衆トイレカタログみたいでワクワクした。
タイムリープものかと思うくらい淡々とした日々が淡々と描かれていて、ちょっとだけドラマチックなことも起きるけど主人公はあくまで脇役、刺激的な事件もなく衝撃的な過去もなく本当に最後まで淡々としたまま終わった。
馴染みの店があって、毎日違う人と少しだけ接することができて、それなりに慕ってくれる人がいて、すごく満たされた生活だなと思った。少し羨ましくなった。
彼には日々のふとした出来事を報告する人なんていないし彼自身もとくに報告したいとも思ってなさそうだけど、そんなふとした出来事から喜びを感じてふふっと微笑んで終わる。すぐに「話のタネができた！」とか思ってしまう自分を省みてしまった。
外国人監督作品だということを知ってる上で観たけど主人公が洋楽を好むくらいでなんの違和感もないと思ってたけど、別れ際のハグが洋画っぽい！
