てっちゃん

デス・レース2000年のてっちゃんのレビュー・感想・評価

デス・レース2000年(1975年製作の映画)
4.1
タイトルだけでやばくない?
デスレースだよ?しかも2000年だよ?
絶対これやばいやつでしょ!!って期待していたこちらを観賞することができました!

結論は、一般的には面白くはない作品です。
なんだ?お前、自分だけがわかっているって感じを出したいんか?って言われそうだけど、はい、失礼ながら私は好きなやつでございまして、、と謎の赤面謙遜の返答をする感じでございました。

ここで大まかなあらすじを!
アメリカ大陸を殺人マシーン(これが超絶かっくいい車でして欲しいとは思わないけど個性的ですねって感じ)
に乗り、人轢いて殺してポイント稼いで、人間ドラマもあって、妨害もあって、真面目に社会問題を論じてみて、美女とエッチなこともして、ライバルのあいつらと白熱レースして、その中でも1番のライバルとの人間ドラマあり、黒幕もちゃんと用意していて、最後はまさの感動シーンもありって感じで、いやあ良いではありませんか!

どうです?
気になってきたでしょ?
それではさらに観たくなる好きポイントを書き殴っていきますよ!

闘牛シーンやばい。
どういうこと?猛牛が出てくるの?
いえいえ、違います!
マシーンが猛牛と化すのです!
そして人間を吹き飛ばし、殺してしまうのです!

安楽死デーはやばいでしょ。
安楽死デー?なにそれ?
ごもっともな疑問ですよね。
安楽死デーとは、入院している高齢者を性別なんぞ関係なく轢き殺すのです!
すると高得点がもらえるのです!

役人街はどこだ?日本よ!
こんな素敵なセリフもあります。
国として全く信頼できない我が国、日本。
役人体質はこの頃より健在であり、それは今でも全く変わっていないゾンビのような国、日本。
いかん、いかん、ついつい熱くなってしまうこの話題。

バイオリンぶち壊し!
これすかっとしますよ!
ストレス解消にデスレース2000年のこのシーンはいかがでしょうか?
一見の価値ありです!

殴り合いのときの音楽が気が抜ける!
ライバルのとの殴り合いのときの音楽が最高なんです!
全く場面と合っていないんです!

レースの各日終わりには、みんなで集まります!
え?レースってぶっ通しでやるんじゃねえの?って思ってたけど違います!
きちんとしたホテルで、接待を受けて、裸でマッサージを受けて、次の日はみんな揃って、よーいどん!
これには流石に面食らいましたね!
レースってこんなんだっけ?と思うことでしょう!

マスクの向こうには、、!
本作の主人公フランケンは諸事情で改造人間みたくなっており、お顔にはマスクをすっぽりと被ってます!
そのマスクを脱ぐとき、、名シーンです!
大爆笑してしまいましたね!
とんでもないイケメンが出てくるわけでもなく、化け物が出てくるわけでもなく、出てくるのは、、普通のおっさん!
これには大爆笑するしかないでしょ!

このほかにもお気に入りシーンあったけど、熱量は伝わったかと思うのでこのへんで。
面白くはないけど、確かなマニア心をくすぐるそんな傑作カルト作品でございました。
てっちゃん

てっちゃん