ニクガタナ

ニュー・シネマ・パラダイスのニクガタナのレビュー・感想・評価

3.8
いい大人と子供との友情という設定にハズレなし。映画好きでこの作品が嫌いという人に会ったことが無い、シネマノスタルジックジャンルの最高峰。このジャンルもまたハズレなし。稀代のロマンチスト、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の映画愛と人間愛に溢れてる。昔のフィルムが燃えやすいってのをこの作品で初めて知った。街のみんなが映画を楽しんでる様が素敵。劇場に入れない人たちのために外の壁に映写してあげてるのも素敵。フィリップ・ノワレが演じた映写技師も間違いなく良いが、トト少年の可愛らしさにやられる。演出してないような自然な表情、佇まいはどうやって演出してんのか?そんなに数観てないけど「自転車泥棒」に「ライフ・イズ・ビューティフル」と昔からイタリア映画の子役演出は素晴らしい。そんなに愛が詰まった形見は反則だぁ。立派な映画監督になったトトと一緒に笑顔で泣く。涙腺崩壊、伏線回収の素晴らしい終い。エンニオ・モリコーネの劇伴も最高。サントラCD持ってます。また観たくなってきた。
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